2020-01-01から1年間の記事一覧

家族と記憶

家族という集団の特徴の一つは、メンバーの記憶が途絶えない限り、死者が居場所をもつことである。いとおしくかけがえのない死者と共に生きることも家族の特徴である。 (神田千里『戦国と宗教』岩波新書、2016年、108頁)

決断の蓄積

多くの決断の蓄積、とはわかりやすいことばにいいかえれば、「物語」のことである。一個一個の人々は「物語」をもっている。 (鳥越皓之『沖縄ハワイ移民一世の記録』中公新書、1988年、ⅴ頁)

生きる

生きるってのは、死ぬかもしれんけど、その土地の魚を食べ続けるようなことかな。 今朝電話で聞いた、以前水俣で暮らしていた友人の言葉。

2020年3月11日

3月11日、今年は陸前高田に行きたいと思っていたけれど、いろいろな事情で行くことができなかった。以前一緒に三陸沿岸を訪れたことがある金谷さんが、京都のgorey caféで『あわいゆくころ−陸前高田、震災後を生きる』の読書会をすると聞き、参加することに…