2011-01-01から1年間の記事一覧

糸井重里+谷川俊太郎

12月17日土曜日、とりぎん文化会館で野の花診療所10周年記念の講演会が開かれ、 糸井重里さんと谷川俊太郎さんが来られました。 その内容をここに簡単にメモしておこうと思います。 *** 講演はまず鉄腕アトムのテーマの合唱で始まり、 最初からなにか楽し…

『センセイの鞄』

川上弘美さんの『センセイの鞄』を読んだ。 この人はあまり自分とは関係ない人かと思っていたけれど、 読んでみるととてもおもしろい。 どこがよかったかというと、とにかく笑えるところ、です。 文体はけっこう引き締まっていて、言葉づかいもすこし厳粛な…

笹倉慎一さん

鳥取の食堂カルンで笹倉慎一さんのライヴを観た。 前日もボルゾイレコードで二階堂和美さんのライヴがあって寝不足だったりして、 行っても楽しめるだろうかと不安だったけれども、 意外にリラックスして音楽を聴くことができた。 この気持ちよさはどこから…

本の紹介

この前の上映会のときに会場で並べた本の紹介文のいくつかを、ここにも書いておこうと思います。 原子力とか、これからの社会について考えるときにヒントを与えてくれそうな本を選びました。 あまりたいしたものじゃないけれど、 せっかく書いたし、多少なり…

「六ヶ所村ラプソディー」

11月23日、鳥の劇場で『六ヶ所村ラプソディー』の上映会をすることになりました。 時間は11時からと15時からの二回、 料金は大人1000円、中高生500円、小学生以下無料です。 当日は14時ごろから、かつて青谷にあった原発計画の話を聴く時間も設けます。 カフ…

地方について

鳥取青年会議所の作っているnakedというフリーペーパーの記事を読んだら非常におもしろかった。 鳥取について語られている座談だけれど、 普遍性をもつ内容ではないかと思ったのでここにメモしておきます。 「地方」という話題に興味がある方はぜひ読んでみ…

買ってしまいました。

街に出るとやっぱり欲しいものを見つけてしまって、 mama!milkの『Nude』というアルバムと、 加藤典洋の『耳をふさいで、歌を聴く』を買ってしまった・・・

観ました。

鳥の演劇祭4で、宮城聰演出『王女メデイア』、 チェルフィッチュの『ホットペッパー、クーラー、そしてお別れの挨拶』、 それからマレビトの会『ヒロシマ-ハプチョン』を観た。 この中だと『王女メデイア』が一番よかった気がする。 チェルフィッチュは去年…

ミシマ社通信から

こないだ行った松江のartosという書店で、 『いま、地方で生きるということ』西村佳哲著(ミシマ社)を買ったのだが、 そこに挟まっていた「ミシマ社通信」におもしろいことが書いてあったのでここにメモ。 先日、京都の鴨川を歩いていてあることに気がつき…

最近やっと

最近になってやっと、 開沼博著『「フクシマ」論 原子力村はなぜ生まれたのか』(青土社)を読んだ。 この本は開沼さんの修士論文だということで、 全体的に野暮ったい印象もあるけれど、 修士論文というのは本質的にだいたいそういうもので、 全体としては…

柔らかい言葉

今日の朝日新聞朝刊に高橋源一郎が書いていたことがとても大事なことな気がしたので、 ここに抜粋しておこうと思います。 まいりました。「なにが?」って、スタジオジブリの小冊子「熱風」(8月号)の表紙に(中身じゃなくてすいません)。 ジブリのある小…

とてもちっぽけな

数ヶ月前からコンビニでアルバイトをしているのだが、ふと強く思うことがある。 ささいなことだけれども、 ああ、世界にはこれだけたくさんの、自分の知らない人がいて、 自分はこの人たちと一生のあいだほとんど関わることがなく生きていくのだな、というか…

思わず

borzoi recordで、 大貫妙子と坂本龍一のアルバム『UTAU』と、 Gonzales『Solo Piano』を買ってしまった。

ささやかな

鳥取のborzoi recordで、テニスコーツと梅田哲也のライブがあった。 どちらのアーティストについてもあまりよく知らなかったのだが、 興味があったので見に行ってきた。 テニスコーツの演奏はもちろんよかったのだが、 僕としては梅田さんのパフォーマンスが…

倉敷

倉敷へ行ってきた。 友人の結婚パーティーに参加するためだ。 午前の披露宴が終わった後にギリギリ間に合って、羽織袴姿の新郎にわずかにお祝いの言葉を伝え、 夕方のパーティーまで一人で時間をつぶした。 パーティーは倉敷のイタリアンレストランで行われ…

チェーンメール

すこし前にNHKの「あさイチ」で、震災直後に出回ったチェーンメールのことが取り上げられていた。 番組の趣旨は基本的には、今回のようなチェーンメールによるデマには惑わされるべきではないということだった。 これは震災後多くのメディアで主張されて…

津山

先日、津山まで前野健太のライブを観に行ってきた。 津山にはTIES MUSICという団体があって、彼らがときどきおもしろいイベントを企画しているらしい。 今回はそこに前野さんを呼んだみたいだ。 実家から近い津山にもこういう人たちがいて、とてもうれしいと…

祝辞

高橋源一郎がツイートしていた祝辞をここにメモしておきます。 興味がある人は、ちょっと長いけど読んでみてください。 ちなみに僕も卒業式が中止になったひとりです。 (あとこれは個人的雑感ですが、 最近CMで流れる「日本」「ニッポン」という言葉がだん…

友部正人の音楽

今日、たまたま車の中で友部正人のCDを聴いた。 どうしようもなく心が乱れ、 好きだったはずの音楽さえ不快なノイズに聞こえるようになってしまう、 そんなことがあったとき、 よく友部さんの音楽を聴いていた。 森山直太郎は、どこかで友部さんのことを、「…

呆れた

映画の日だったので、渋谷アップリンクで 『友川カズキ 花々の過失La faute des fleurs』という音楽ドキュメンタリーを見てきた。 友川カズキという歌い手については映画を見るまで知らなかったのだが、 友川さんというのはかなり個性の強い人だ。 こんな人…

もどかしさ、その二

今日放送されたNHKの朝ドラ『てっぱん』がとてもよかった。 と、いうことを誰かに伝えたいのだけれども、うまい言葉が見つからない。 タキザワがずっとイヤホンで聞いていたのが音楽でなく落語だったこと、 それがなんかとてもいいと思った。 このドラマ、わ…

もどかしさ

『ミツバチの羽音と地球の回転』が渋谷ユーロスペースで公開される中、 祝島では大変なことになっているようです。 島の人たちのためになにか力になりたいと思うけれども、 自分一人が現地に行ったところでたいしたことはできないだろうし、 かといって東京…

「ゾウガメのソニックライフ」

チェルフィッチュの新作、「ゾウガメのソニックライフ」を観てきた。 のだけれども、あまり面白いとは思えなかった。 半信半疑ながらもその理由を推測すれば、 今回の場合、芝居のメッセージが明確に言語化(セリフ化)されていたからではないだろうか。 * …