ひとつの理念なり、思想的営為なりが、公共性を、市民権を、持つようになってくる、ということは、たぶん、よくないことにちがいない。思想とは孤立性をそのバネにするときのみ自立しうる。 (石牟礼道子「自分を焚く」『流民の都』大和書房、1973年、440頁)
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