2007-09-14 ■ ・溝口健二『西鶴一代女』『近松物語』(新文芸座)どちらも悲劇作品でした。前者は感情移入を避けたリアリズムということらしいですが僕はどうもそういうのは苦手です(あまりに物語が悲しすぎるし・・・)後者のほうが見やすかった。封建制度の中での恋愛は本当に大変なのですねいまの時代、誰に恋しようとそのせいで死刑ということはないとは思いますが、その自由さゆえに別様の悲劇が起こってしまうのかもしれません。