・青山真治『サッド・ヴァケイション』(シネマライズ)
はじめて青山監督の映画を観ました
家族という、人間のうちでもっとも謎めいた部分のうちのひとつが
ぼくには耳慣れない北九州弁によって語りだされます
石田えり演じる母親像は印象的で、見ていると眩暈すら感じました
クールな宮崎あおいなど配役が良いですね
監督は失われていくものを
必死でつなぎとめようとしているようにも思われました
とはいえそのようにして描かれる日本の姿は
ぼくにとってはリアリティをもつもので、
しかしそれをどう受けとめていったらよいのか
いまはまだよくわかりません