9月11日

昨日の朝ラジオをつけたら、
9.11のテロ事件で父親と友人を亡くしたという声が聴こえた。
リスナーの投稿か何かだろうと思っていたら、
それはDJ本人の話だったらしい。
いま自分の耳に届いているその声が、9.11で近しい人たちを亡くした声だと知って、
遠いところの、遠い人たちの話だったはずのテロ事件が、
不意に自分に近づいてきてしまったような気がした。
アメリカが生み出したいくつかの価値観については
(大量生産大量消費やネオリベラリズムなど)
変えるべきだと思っているし、
ブッシュも嫌いだが、
だからといってあの事件を賛美するような自分では嫌だなと、
あの声を聞いてはっきりと思った。
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同じ日の夜、武蔵野公会堂で前野健太のライヴが行なわれた。
友部さんが「前野くんの歌を聴いている人は誰でも彼の友達のような気分になってしまう」
といっていたけれど、
僕もそうで、
一言も言葉を交わしたことなどないのだが、
なんだか友達を見ているような気分でライヴを見てしまっていた。
個人的には、バンド編成よりもソロの方が声がよく届く感じがした。
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そういえば、前野さんも先日ライヴでニューヨークに行っていた。