舞台のような

京都のUrBANGUILD(アバンギルド)というライブハウスで、
友部正人さんとタテタカコさんのライブを観てきた。
アバンギルドは、ライブハウスなんだけれど演劇の舞台のような、
ステージに立ったミュージシャンが役者に見えてしまうような、
そんな繊細さをもつ空間だった。
テーブルと椅子も居心地のよさそうな並び方をしていた。
友部さんは何度も観ているし、セットリストもこの前の倉吉とほとんどいっしょだったので、
特に驚くこともなかったのだが、
タテさんを観るのは初めてだった。
タテさんは金髪の小柄な女性で、自分のことを「ワシ」という一人称で呼んでいた。
静かに歌い上げる感じの人かなと思っていたのだが、結構激しくパワフルな演奏だった。
それに合わせて、画家(?)の足田メロウさんがペインティングをする。
ペインティングの様子がステージに映写機で投射されていたので、
最初はあらかじめ撮影した映像を投影しているのかと思っていたが、
そうではなくてペインティングもライブでやっているようだった。
初めて見るスタイルだったが、それがますますそこを舞台のような空間にしていた。