2012-03-16 或る日 吉本隆明が亡くなった。 同じ日の夜に、ずっと前に買っていた『HIBAKUSHA―世界の終わりに』を見た。 (鎌仲ひとみ監督、2003年) イラクで白血病に苦しむ子どもたち、広島・長崎の被爆者、アメリカ・ハンフォードの被曝者たち。 これらすべての背後に、原子力がある。 『六ヶ所村ラプソディー』などと比べると荒削りだが、 鎌仲さんはこんなものを見てきていたのだな、 そして今も見続けているのだな、と思った。 3.11から一年。 僕は鳥取にいて、 頭を揺さぶられる思いだった。