宮城・岩手 2月3日

朝、宿のスタッフに教えてもらった「アンカーコーヒー」へ行って朝食。鳥ハムと野菜のサラダ、パン、コーヒー、どれも美味しい。お店の人も店内も明るい雰囲気。食べてから、長く書き継いでいる文章に手を入れる。上の会では外国人たちの話し声が聞こえる。…

宮城 2月2日

朝起きると、やはり京都より一段寒い。朝の当番で来た宿のスタッフと短く言葉を交わし、早くに宿を出流。仙台駅前で朝市を見る。ここは戦後の闇市から始まった市で、コロッケが美味しいと梅鉢の女将から聞いていた。喫茶店を探したが、個人経営の喫茶店は少…

宮城 2月1日

夕方の便で、関空から仙台空港へ。ピーチのセール中で、片道2000円代でチケットを買うことができる。ありがたいけど、こんなに安くて大丈夫なんだろうか。21時過ぎに仙台に着き、仙台駅から電車と徒歩で20分ほどの「ゲストハウス梅鉢」に宿泊。以前も一度こ…

遠藤賢司

遠藤賢司が亡くなった。 それからだいぶ時間が経ってしまったけれど、何かを書きたいと思った。 * 彼の名前を初めて知ったのは、実は高校生の時に読んだ『20世紀少年』という漫画で、 その主人公の名前が、あるミュージシャンに由来しているらしいと知っ…

ベーグル喫茶「森の生活者」の冊子『森と生活者』第9号に、「変わっていく」という文章を書きました。それから鳥取の文化・芸術を紹介するウェブサイト「トット」の「本棚帰郷」に連載中だった、『BOOKSTORE 移住編』を紹介する記事の第3回、第4回がアッ…

ここでの記載が遅くなってしまいましたが、ベーグル喫茶「森の生活者」の冊子『森と生活者』第7号に、「離れたところにいる」という文章を、第8号に「見ているもの」という文章を書きました。『森と生活者』は7号で発刊2年目に入り、表紙が音楽家のやぶ…

京都音博

汽笛の音、青空に飛行機雲。 客席の遥か向こうには、青みがかった西山。 ステージの上からは、どんな景色が見えていたのだろう。 京都音博。 勇気をもらった。

『古寺巡礼』

先日、奈良の寺をいくつか訪れる機会があった。 その際、以前から読もうとしてなかなか入り込めなかった『古寺巡礼』を持参した。 倫理学者である和辻哲郎が、仏教美術の研究のため奈良を訪れた時の記録である。 彼はこの本はあくまで美術を論じるものであり…

ベーグル喫茶「森の生活者」の冊子『森と生活者』第6号に「青い旗」という文章を書きました。『森と生活者』は今号で発刊して1年、編集してくれている森木さんと木下さんに感謝です。それから鳥取の文化・芸術を紹介するウェブサイト「トット」の「本棚帰…

ベーグル喫茶「森の生活者」の冊子『森と生活者』第5号に「自分をかかえる」という文章を、 4月からスタートした鳥取の文化・芸術を紹介するウェブサイト「トット」に、 「本棚帰郷」という、鳥取にまつわる本を紹介するコラムを書かせてもらっています。 …

鳥取の定有堂書店の同人誌『音信不通』に「上映会から」(四)を、ベーグル喫茶「森の生活者」の冊子『森と生活者』第4号に「跡」という文章を書きました。機会があれば読んでみてください。

『大きな鳥にさらわれないよう』

「読読(よんどく)」という書店紹介サイトに、 川上弘美『大きな鳥にさらわれないよう』についての書評のような文章を書きました。 よかったら読んでみてください。 http://yondoku.jp/?a=contents&id=103また少し前になってしまいましたが、 鳥取の定有堂…

『かなわない』

「読読(よんどく)」という、書店紹介サイトで、 植本一子『かなわない』についての書評のような文章を書きました。 よかったら読んでみてください。 http://yondoku.jp/?a=contents&id=73

最近、鳥取の定有堂書店の同人誌『音信不通』第4号に「上映会から(一)」という文章を、ベーグル喫茶「森の生活者」の冊子『森と生活者』第2号に「京都に住み」という文章を書きました。機会があれば読んでみてください。

長い間

今朝、北白川のコーヒーミューという喫茶店で、 ラジオからkiroroの「長い間」が流れてきた。 曲が深いところに沈んだ。 歌は、思いが溜まってその出口を見つけなれないとき、 それに寄り添い、ときにはそれを解放してくれる。 今日はなぜかモーニングのトー…

『詩、ってなに?』

平田俊子編『詩、ってなに?』が面白い。 その中で平田さんと佐野史郎との対談があり、佐野史郎が詩をこう定義している。 対象物に対する感情とか説明とか来歴といったものから解放されて、 その瞬間に自分の身体が察知したものを見極め、周りと自分とを対峙…

最近、鳥取の定有堂書店の同人誌『音信不通』第1号に「書く」という文章を、 ベーグル喫茶「森の生活者」の冊子『森と生活者』第1号に「森の囁き」という文章を書きました。 機会があれば読んでみてください。

草刈り

7月19日、村の草刈りがあった。 草刈りは今まで参加したことがなかったが、最近草刈り機の練習をして、初参加をした。 そこで大きな発見があった。 * 草刈りは大変だとみんな文句を言っているから面倒なことかと思っていたが、 草刈り機を使うのは、実は…

「知らない人」

去年の暮れに書いていた短文を、「知らない人」というタイトルにしました。 紙に印刷して、いくつかの場所に置いて読んでもらっています。

「墓」

「墓」という短文を紙に書きました。 重々しいタイトルですが、中身はさほど暗くないです。 いくつかのお店に置いてもらおうと思っています。

花火

東郷湖畔では七月の水郷祭の夜、花火があがる。 それを見に、池のまわりにはたくさん人が集まってくる。 路上にこしらえられた屋台では、浴衣に着替えた友人たちが、 唐揚げ、たこ焼き、かき氷を売っていた。 それを買って辺りを歩く。 いつもは夫婦として知…

「隣町」

「隣町」という短い文を書きました。いくつかの店に置いてもらっています。

パン神社

三月、鳥取の樗谿神社で、パンをめぐる催し「とっとり 春のパン神社」が開かれた。 鳥取市内で小さな飲食店・雑貨店を営む人たちを中心に企画されたお祭りだ。 自分はパン屋ではないし店をやっているわけでもないのだが、 ひょんなことからスタッフとして働…

「信州」

「信州」という短い文章を紙に書きました。 もし読みたいという方おられたら、連絡ください。 nashinoki1983*gmail.com (*→@)

価値について

無駄なことをしないように考えていると、お金は生むかもしれないけど価値は生みださない。 ひとが「めんどうくさい」と思うことのほうが、むしろ価値を生みだすというか(…) そもそもお金は流れてゆくものだから、結局は何も蓄積されなくて、いずれお金の流…

「車」

昨年11月ごろ、「車」という文章を書きました。 紙には印刷しましたが、なんとなくここには載せていません。 もし読みたいという方がおられたら、お送りするので言ってください。 nashinoki1983*gmail.com (*→@)

『街の人生』

最近読んで面白かった本の序文。 私たちは、自分の人生をイチから選ぶことができません。自分の性が生まれと異なること、ゲイであること、摂食障害になったことは、選んだ結果ではありません。風俗嬢は選んでなるものですが、そこに至る人生の必然的な過程と…

平井さん

今年は金木犀が早く咲いて、早く散ってしまった。 いつも村の祭りの日にはその匂いがするのだけれど、今年はちがった。 そのかわり黒いアスファルトの上には、 ケーキの上の粉砂糖のように、鮮やかなオレンジ色がふりかけられている。 前夜、鳥取の街では平…

いろいろな場所で

神楽坂に麦マル2という店があった。 今もある。 高いマンションの麓にある古い家屋を改装した店で、 まわりには蔦がはっている。 大学のときから、アパートまでの帰りによく寄っていた。 店に行くと店主はいつも銭湯に行っていていない。 常連さんが迎えて…

よく見る、ということ

大阪にある星ヶ丘洋裁学校で西淑さんの展示をしていて、 その会期中7月27日に行われたイベントに参加してきた。 その日は西さん以外にも、 食べ物を出す食堂カルン(鳥取)と飲み物のアグネスパーラー(東京)、 それからジブリの映画に出てきそうな星ヶ…